〒004-0002 北海道札幌市厚別区厚別東二条6丁目3-1

循環器診療

ワンちゃん、ネコちゃんの近年の長寿化に伴い、心臓病が死因として大きな位置を占めるようになってきています。そんなシニア期のペット達と飼主様が少しでも安心して過ごせるよう、当院では心臓病の診断・治療に特に力を入れています。

こんな症状はありませんか?

こんな症状はありませんか?
□身体検査で心雑音があると指摘された。   □散歩中に座り込むなど疲れやすい。
□特に興奮時や夜間に咳がみられる。   □吐きたそうなしぐさをよくする。
□安静時でも呼吸が荒く苦しそう。   □痩せているのにお腹だけがふくらんできた。
□失神して倒れたことがある。   □チアノーゼがみられる。
                   etc・・・

このような症状がある場合、心臓病の存在が疑われます。
まずは、お気軽にご相談下さい。

心臓の検査について

一般身体検査

視診・触診・聴診によって、心雑音の有無だけでなく全身状態をチェックしていきます。検査に堪えられる状態でなければ、治療を優先的に進めていくこともあります。

レントゲン検査

心臓の大きさや形はもちろんのこと、同時に気管や肺の状態もチェックしていきます。

正常X線像
【正常X線像】
異常X線像
【異常X線像】
心電図検査

異常波形や不整脈を検出します。

正常心電図
【正常心電図】
異常心電図
【異常心電図】
超音波検査

心臓の壁の厚さや内腔の大きさを測定したり、内部を流れる異常血流を検出します。

正常心エコー像
【正常心エコー像】
異常心エコー像
【異常心エコー像】
血圧測定検査

四肢や尾から血圧を測定することにより、心臓への影響を評価します。

血液検査

心臓に影響を与える全身性疾患の存在や、治療前の異常値の評価をします。

※心臓の検査は上記の複数の検査を組み合わせて総合的に診断していくため、検査に時間を要します。通常半日程度、お預かりさせていただくことが多いため、時間に余裕をもってお越しいただくか、できるだけお電話にてご予約下さい。

ワンちゃん・ネコちゃんの心臓病

先天性心疾患

出生直後や胎生期の発育段階での異常により発生する心奇形疾患です。

iconicon動脈管開存症

犬では最も多くみられます。胎生期に全身循環を維持する役割をもつ動脈管が生後正常に閉鎖することができず、大動脈と肺動脈間で血流短絡が残存してしまう疾患です。ほとんどの場合、生後数ヵ月では症状はみられませんが、進行すると肺水腫による呼吸困難を起こしたり、逆短絡によりチアノーゼを示したりすることもあります。

iconicon肺動脈狭窄症

右心室と肺をつなぐ肺動脈が狭窄する疾患です。狭窄の程度が軽い場合は無症状ですが、重度になると突然死、失神、腹水による腹囲膨満などの症状がみられます。また、短絡性心疾患を併発すると、チアノーゼを示すこともあります。

後天性心疾患

中・高齢になってからの発生が一般的ですが、一部の疾患は比較的若齢でも発生することがあります。

icon僧帽弁閉鎖不全症 →症例はコチラ

小・中型犬において最も日常的にみられる疾患です。弁膜の粘液腫様変性により僧帽弁において血液の逆流がおこり、心不全に発展します。初期には心雑音が聴取されるだけであり、通常数年かけて徐々に発咳、運動不耐、呼吸困難などの症状が発現してきます。ときおり、腱索の急性断裂により急激に症状が悪化するケースもみられます。

iconicon心筋症

犬では主に大型犬において、心筋壁が菲薄化し収縮力が低下することによって心臓が拡大してくる拡張型心筋症が代表的です。猫では心筋壁が厚くなってくることによって拡張不全を引き起こす肥大型心筋症の他、拡張型、拘束型、分類不能型など様々な形態がみられます。初期から必ずしも心雑音が聴取されるわけではなく、突然の呼吸困難、失神などにより発見されることもめずらしくありません。

iconicon肺高血圧症

肺動脈圧が異常に上昇することにより血行動態に悪影響を及ぼす疾患ですが、多くの場合、何らかの基礎疾患が存在して二次的に引き起こされます。代表的なものはフィラリア症ですが、短絡性心疾患、上記の僧帽弁疾患や心筋症、肺疾患なども挙げられます。また、血栓塞栓症でも発症するため、リスクを増加させる炎症性疾患、腫瘍、内分泌疾患などが同時に存在していることもあります。基礎疾患によって症状の発現は急性もしくは慢性であり、重度になると呼吸困難、運動不耐、失神、腹囲膨満などもみられるようになります。

iconicon心膜疾患

心臓は心膜と呼ばれる袋に包まれていますが、心臓と心膜の隙間に過剰に液体が貯留することによって心タンポナーデという病態が引き起こされます。急性の場合は、呼吸困難や虚脱、慢性の場合は運動不耐、腹囲膨満などの症状がみられます。心膜水貯留の原因として、犬では特発性、腫瘍、左房破裂などが代表的であり、猫では心筋症などによるうっ血性心不全が一般的です。

たとえ明らかな心臓病があっても、症状があるとは限りません。
早期発見・早期治療のためにも症状の有無にかかわらず、定期的な健康診断をおすすめします。

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